約2年ぶりの開催となったNeworder Nightを終え、南青山の雑居ビルの地下にあるクラブから外へ出る。
まだまだ盛夏を感じさせる8月の終わりの朝の光は、地下室の薄暗いクラブで少しばかり憂鬱さを感じさせるビートを全身に浴びまくっていた人間には、すこしばかり眩しすぎる。
この日のDJ陣たちと別れ、なぜか残った2人と表参道のマクドナルドにて、ひさびさに、しばし馬鹿らしい会話を交わす(ちょっと恋バナがサプライズ)。
考えてみれば、この2人らと夜から朝にかけて遊びまくっていた頃(もう10年以上前の話だ)、僕らのこうした馬鹿らしい話はずっと続くものだと半ば無意識に思っていた気がする。
その頃から比べれば、明らかに馬鹿らしい話をする機会は減っていったし、これからもその機会はますます減っていくのだろう。
大人になりましょう。
とか、または大人になれば。
とか、そんなコトバが頭にふとよぎったりした。
でも。
僕等の馬鹿らしい話が途絶えるのはまだまだ先な気がするし、というよりは完全に途絶えるということはないような気もしてる。
だって、結局のところ僕等いつまでたっても馬鹿だもの。
朝と夜があって、音楽とお酒があって、君と僕がいるかぎり。
僕等の馬鹿らしい話は朝まで続く、とそう思うんだ。
街に明かりが完全に昇りきった頃、僕等は眠りにつくためにまだまだ続きそうな話を打ち切って別れることにした。
レコードやCDをたくさん詰め込んだバックを乗せた黒いスクーターにまたがって、眠気を抑えながら時速40キロほどの速度で走る表参道の朝は、とても気持ちよかった。
さあて。
はやく家に着いて、深い深い眠りに落ちることとしよう。
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