2007年8月28日火曜日
2007年 夏の記憶~鎌倉編~
約2年ぶりに鎌倉にいく。
鎌倉はそんなに頻繁にいく場所ではないのだけれど、ふとした時に訪れたくなる気分にさせてくれる場所だ。そして、訪れるたび、新しい発見や新たに行きたくなる場所が出てくるので、おどろくほどに飽きることがない。
前回訪れた鎌倉は、雨の鎌倉だった。しとしと降る雨の中、北鎌倉駅で下車して、駅の真正面にある円覚寺を散策したりした。それから、長谷に移動してパン屋"bergfeld(ベルグフェルド)"でドイツパンを購入したりした。
今回はその時とはまるで対をなすような快晴であった。
晴れの鎌倉。
鎌倉は、季節や天候によって、おどろくぐらいにその街の表情を変えるから面白い。
さて、今回鎌倉には、二人のカメラマンによるポラロイドの写真展を観ることと、力餅を購入するという2つの大きな目的があった。
まずは、江ノ電の由比ガ浜駅で降りて、海のほうへとてくてくと歩く。
国道134号線に出ると、その先に青い海が見えてくる。そのすぐ近くの建物の前でこじんまりとしたフリーマーケットが開かれていた。そのフリーマーケットを「なにかめぼしいものはあるかな」なんて思いつつ、そこで売られているものをのぞきながら、建物の中に入る。
そこが、スタイリストの岡尾美代子さんと編集者の岡本仁さんの二人による「ポライバル展」(ポラロイド+ライバル=ポライバル)の会場だった。
窓から、空と海のふたつの青さが一望できるその場所では、ある1つのテーマに対して、岡尾さんと岡本さんそれぞれの視点で1枚ずつ撮ったポラロイド写真が並べられていた。いくつものテーマのポライバルな写真は偶然と必然の絶妙な出会いによって、そこにおしつけがましくない意味性を携えていた。
自分が訪れた時、岡本仁さんはなんともリラックスした表情で窓際のチェアーにゆったりと座っていた。岡尾美代子さんは展示場とフリーマーケットを行き来しながら、来場したお客さんにあたたかい表情で応対をしていた。
写真を一通り見終えたあとは、建物を出て、向かいのレストランや海などをカメラで写したりする。そして、しばし海を眺めたあとにちょっとしたドライブをする。
そして、横浜市の金沢区へと向かう。めざすは会員制の倉庫型スーパーマーケット"COSTCO(コストコ)"だ。
入口で大きなカートを受け取り、ほんとに巨大な倉庫の中に入っていくと、そこには、びっくりするくらいのボリュームの食材や、生活用品、それに家具や電気製品などが所狭しと揃っていた。
建物の端から端までチェックしてショッピングを済ませたあとは、これまた結構なボリュームのクラムチャウダーやファーストフードを口いっぱいに頬張る。食べ終えるころには、おなかは空気をパンパンに入れた風船のように膨れ上がっていた。
こころゆくまでスーパーマケット散策を堪能したあとは、再び鎌倉へと戻る。
長谷寺で、大仏をモデルにして、今日3つ持ってきたカメラ(コンパクトデジカメ・ホルガ、ポラロイドカメラ)でしばし撮影タイム。
久しぶりに外に持ち出したホルガで数枚写真を撮ったらほとんど写ってなくて、「んー・・・」と思ってみたが、よくよく考えてみたら、ホルガの反射盤を外すのを忘れていた。レンズのふたを取るのを忘れないように...と意識をそちらに向けてたが故のミスというか...、いや、単にドジなんですな。
写真タイムを終えた後は、今日の大きな目的である力餅を買いに長谷寺からそんなに離れていない坂ノ下へと向かう。
なんとも歴史の趣きを感じさせるお店の中に入り、しばし物色。お土産用に生餅と比べて日持ちのする求肥を購入する。
その後、続けて鎌倉散策をしていると、またまた小腹がすいてきた。
「せっかくの鎌倉だし、ビーフシチューかしら」とかつぶやきつつ、いくつかの飲食店の前を通り過ぎる。
どこも今の気分に惜しいところでフィットしないこともあって、最終的に、暗く細い裏道を歩きながら、鎌倉の老舗カフェ・ミルクホールへと向かうことにした。
薄暗いそのホール内にはすでに結構な人がいた。彼ら彼女らはそれぞれに軽い食事をしたり、アルコールを飲み交わしながら雑談を交わしたりしていた。
自分の横のテーブルにいた男女はそれぞれにカメラを抱え、尽きることがないかのようにずっとずっとカメラ談義を交わしていた。
その話が断片的に耳に入ってくる中、カレーライスとビール2本を美味しくいただく。
いい感じにほろ酔いして、ミルクホールのフリーペーパーを手にしながら外を出ると、夏の鎌倉はすっかり暗くなっていた。
2007年8月27日月曜日
メモ
・Wiiでヌンチャクでパワプロをプレイしようとするとストレスがたまって仕方ないので、ついにクラシックコントローラー購入。途端に、全うなプレイができるようになった。うれしい。
・9月末の小旅行の予約を済ませる。行き先は南那須高原。
ウェルカム・ランチ
本日の昼食は、ちょっと前に世田谷区野沢に移転した、まっち棒にて味噌ラーメンをいただく。
以前の立地より、今のまっち棒の方があきらかに不便な立地環境なのは間違いないのだけれど、お客様用駐車場を確保するための移転って話もありますね。って、コインパーキング営業マンらしく、話をそちら方向へもっていってみたりして。
そんな立地環境はおかまいなしとばかりに、次から次にお客はやってくる。
ところで、ここのラーメンは、時間が経っても驚くくらいにスープが冷めないので、最後まで美味しくいただくことができる。
日中、炎天下のもとの外回りで汗をかき、さらに汗を増長させるものをおもいっきり食す、ちょっとMな俺。そんな塩分高めな30半ばも素敵じゃないか、と僕はそう思うんだ。
2007年8月26日日曜日
夏の旅は、ちょっと遅れてやってくる
自分でも驚くぐらい、ひさしぶりに睡眠らしい睡眠をとったもよう。起きた瞬間に、寝すぎた!!と余分な汗をかくくらいに、深く深く眠れたようだ。
目覚めた時間はa.m.5:50。いつもより1時間ほど遅い起床。
クーラーがそれなりに効いた部屋。
余分にかいてしまった汗についてはさておき、クーラーのおかげでひんやりとした部屋にあったベッドで寝ていたにもかかわらず、汗を相当にかいていたので、すこしだけ冷たい水のシャワーを浴びる。
残暑はまだまだ厳しいのです。
夏のひかりの熱をこころゆくまで吸収した黒い原動付自転車にまたがって、出勤するサンデー・モーニング。
日曜日の朝の道路は、いつもよりクルマの量が少なくて、おかげで走りもほんの少し快調だ。速度オーバーにはくれぐれも気をつけようぜい。
いつもいつも言い訳ばかりして腰の重い自分にしてはめずらしく、9月にちょっとした旅に出てみようかな、という気分になった夏の終わり。
このちょっとばかりアクティブな気分は、明日にも続いているだろうか。
2007年8月25日土曜日
太陽はまだまだ僕の敵
約2年ぶりの開催となったNeworder Nightを終え、南青山の雑居ビルの地下にあるクラブから外へ出る。
まだまだ盛夏を感じさせる8月の終わりの朝の光は、地下室の薄暗いクラブで少しばかり憂鬱さを感じさせるビートを全身に浴びまくっていた人間には、すこしばかり眩しすぎる。
この日のDJ陣たちと別れ、なぜか残った2人と表参道のマクドナルドにて、ひさびさに、しばし馬鹿らしい会話を交わす(ちょっと恋バナがサプライズ)。
考えてみれば、この2人らと夜から朝にかけて遊びまくっていた頃(もう10年以上前の話だ)、僕らのこうした馬鹿らしい話はずっと続くものだと半ば無意識に思っていた気がする。
その頃から比べれば、明らかに馬鹿らしい話をする機会は減っていったし、これからもその機会はますます減っていくのだろう。
大人になりましょう。
とか、または大人になれば。
とか、そんなコトバが頭にふとよぎったりした。
でも。
僕等の馬鹿らしい話が途絶えるのはまだまだ先な気がするし、というよりは完全に途絶えるということはないような気もしてる。
だって、結局のところ僕等いつまでたっても馬鹿だもの。
朝と夜があって、音楽とお酒があって、君と僕がいるかぎり。
僕等の馬鹿らしい話は朝まで続く、とそう思うんだ。
街に明かりが完全に昇りきった頃、僕等は眠りにつくためにまだまだ続きそうな話を打ち切って別れることにした。
レコードやCDをたくさん詰め込んだバックを乗せた黒いスクーターにまたがって、眠気を抑えながら時速40キロほどの速度で走る表参道の朝は、とても気持ちよかった。
さあて。
はやく家に着いて、深い深い眠りに落ちることとしよう。