2008年4月29日火曜日

4月の現状(本・DVD編)

4月は序盤からDVDをレンタルしまくったり、本を買いあさったりして、毎日があっという間に過ぎ去っていった。人生って思っているより短いものなのに、こんな毎日で良いのかしら。

中原昌也/"中原昌也作業日誌2004→2007"(本)

数ヶ月前に「ニートピア2010」が出て読み終えたと思ったら、また中原昌也の新刊が出ているので買うしかない。って、購入した「中原昌也作業日誌2004→2007」のほんのちょっと前に文藝春秋から「映画の頭脳破壊」って本も出てるんだよね。その発刊ラッシュにおもわず発汗して、ちょっとむかついて「どんだけー」とか口走ってしまいそうなくらいに混乱した自分であるが、それなりに自分が経済破壊しているのを自覚ができる程度には意識を保ててたので、冷静と情熱の間で揺れてみて、結局「映画の頭脳破壊」は来月以降に買うことにした。で、「中原昌也作業日誌2004→2007」なんだけど、日々のあれこれ(人と会った・CDを買った・映画を観た・DVDを買った・お金がないなどなど)が淡々とフラットにときたま怒りを交えながら綴られていて、ふつうに読み応えがあった。自分が台風の日にタワレコにサインをもらいに行ったときのことも書かれてて、ボケ防止にも役立ちました。あと青山真治「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」のロケのことも書かれていたので、突発的に青山真治作品が観たくて観たくて仕方がなくなりました。そんな衝動を駆らせてくれたのでこの本を買ってほんとに良かったと思いました。


青山真治作品/"エリ・エリ・レマ・サバクタニ""サッド・ヴァケイション"(DVD)

青山真治の2作品を立て続けにみて思ったことは、自分は浅野忠信はそんなに好きじゃないけど、オダギリジョーよりはとても大好きだということだった。じゃあ浅野忠信は嫌いなんだねと聞かれると、どちらかといえば好きな部類に入る役者さんなので、その好き具合嫌い具合の説明がちょっと難しいのでその辺がひょっとしたら面倒くさくて、自分は世界の中心で浅野忠信に対して愛を叫べないのかとそんなことを考えながら、映画を観ていた。これはきっと間違った映画の観方だと心の底から思いました。どちらかといえば"エリ・エリ・レマ・サバクタニ"の方が好きかもしれないけど、じゃあ"サッド・ヴァケイション"よりも"エリ・エリ・レマ・サバクタニ"の方が面白かったんだねと聞かれると、それとこれは別問題なので一概には言い切れない。ただ間違いないのはこの両作品より、自分は"レイクサイド・マーダーケース"の方が青山真治作品の中では好きだってことだ。

クエンティン・タランティーノ製作総指揮/"ホステル2" (DVD)
物事はあまり最初から過度の期待をしてはいけない、ということをこの映画から自分は学んだ。それを学ぶ授業料としてレンタル料金400円が高いか低いかということを思いつめるのは、体と気持ちに毒な気がするので、しばし"ポスタル2"(→http://www.4gamer.net/review/postal2/postal2.html)のことを考えてリフレッシュすることにしました。いや、映画自体はA級以下B級以上なスリラー映画でそんなにかたくなにダメだしする酷さではないんだけどね。ラストのオチまでの中だるみがちょっと個人的にはダルビッシュ...いやダルかっただけです。

山本精一/"ゆん"(本)
BOREDOMSや想い出波止場などの活動で知られる山本精一の自身2冊目のエッセイ集が刊行されたので、購入。エッセイタイトルがいちいち気が効いているというか刺激的なフレーズ満載なのだが、その内容自体ももっぱら"日常"として描かれる現実と妄想が無責任かつ絶妙に入り混じっており、その世界観に一度引き込まれてしまうと抜け出すことがちょっと難しく、あっという間に読了してしまった。内容自体はそんなにフレッシュなものではないのだが、読み終えた後のこの変にすがすがしい読了感・毒量感はなんだろう。それはきっと、この本に描かれている内容が単なるおかしな人の戯言ではなくて、時にすさまじく厳しいくらいの正論が雑念やユーモアとともに思想として記されているからだな。なにはともあれ、豊かな一冊だと最後に記しておくことにする。

スカーレット・ヨハンソン出演/"真珠の耳飾の少女"(DVD)
画家・ヨハネス・フェルメールの有名な作品のひとつで、北欧のモナリザなんて例えもされる『真珠の耳飾りの少女』。その作品をモチーフにした映画をレンタルDVDで鑑賞。それなりに楽しみにして観たのだが...、正直に申すと不覚にも最初と最後しか観ていない。「あれ、内容がずいぶんと飛んだ映画だなあ」と思ったら、自分が寝ていただけらしい。なので、またあらためていつか観直すこととしよう。あと、スカーレット・ヨハンソンは綺麗でした。
■"おおきく振りかぶって"1~9巻(DVD)

個人的に絵が好きじゃなくて原作漫画を読むのを避けていた野球漫画のアニメDVD。マウンドは誰にも譲りたくないけど、パッと見、大した球が投げられないピッチャーを中心に、キャッチャーのリード・配球の妙やバックを守るナインの活躍で試合を成立させていく、割と細かくて豪快さには欠ける野球漫画。まとめ借りして、立て続けに観てたら主題歌のbaseball bearの"ドラマチック"が耳からこびりついて離れなくなりました。


0 件のコメント: