2007年12月13日木曜日

読書の秋冬コレクション

これは昔からごくごく個人的に周期的に訪れてくる性癖とも、気持ちが落ち着かないときの処方箋ともいえるのだけれど、その内容をちゃんと理解できてるかどうかはともかくひたすら本を求め続ける時があったりします。11月から12月にかけては割とそんな時期に突入していたような気がします。なので、簡単に記録でもしておこうかと思います。

うれしい悲鳴をあげてくれ/いしわたり淳治



自分はおそらく世界中の誰よりもきっと厳しく自分の才能を見切っているといいますか見限ってるところがあります。そんな訳で才能ある人をみても基本「すごいなー」って思って感心して関心もっちゃってファンになってってケースが多いんで、「小栗旬みたくかっこよくなりたい」とか「エリカ嬢みたくふてぶてしくなりたい」とかそんな憧れは死んでも持ちません。DE・SU・GA。この元スーパーカー・現若手プロデューサー&作詞家の淳治君にはなぜかおそろしくメラメラと嫉妬心を感じてしまうのです。淳治君になりたいのか、といわれればそれはそれで違う気がするのだけれど。

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた/保坂和志



なにも考えないで直感で導き出した答えが正解なときもあるし、ヒトに相談して出した結論が正解なときもあるし。杓子定規的に"こうすれば正解"なんて答えが出せるほど世の中は明解じゃなくって、「じゃあどうすればいいのよ」ってその"正解"に誠実に納得いくように近づいていく1つのスタイルはやっぱり"ひたすら考え続けていくこと"。「でも、そんなの関係ねえっ!!」って"人生"って波ををサヴァイブできればそれはそれで一興ですが。

個性を捨てろ! 型にはまれ!
汗をかかずにトップを奪え!/三田紀房



で、割とずっぽり考え込み過ぎる人間からしてみると、三田紀房先生的なこういう言い切り調の物言いって好みか好みでないかでいえば絶対好みじゃないんだけど、こういった形ではっきりと断定して提示してくれるとある意味楽といいますかこれはこれで魅力があるし真理なわけですね。「個性を捨てろ!~」の方は知らないうちに表紙が変ったのかな。自分が持っているのは表紙はイラスト入りのなのだけど。新作の「汗をかかずに~」は購入してまだ未読。

マネーの拳
エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-/三田紀房



で、その三田先生の漫画。「ドラゴン桜」は連載当初から読んでいたし、巻数がそこそこ多いので未購入だったんだけど、元ボクサーが引退後、ビジネス界でも成り上がっていく「マネーの拳」は購入済み。最初はUT(ユニクロのTシャツ専門店)的な話だったけど、今は"上場"ってテーマに移行してますね。「モーニング」で連載が始まった「エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-」は転職がテーマ。転職は別に今のところ考えておりませんので直接的な参考にするつもりはないですが、まあこの手法で書かれる漫画って嫌いじゃないので読んでます(三田先生の絵は大嫌いですが)。

銀のアンカー/三田紀房×関達也



三田先生ネタでひっぱります(苦笑)。"yoga’n’ants"が一番アクセスキーワードとして高い"laundromat"で、この内容もどうかとは思いますが。えーっと、こちらは"就職活動"がテーマ。絵は、三田先生の元チーフアシスタントだった関達也。三田先生よりは若干洗練さを感じさせますね。好きか嫌いでいえば嫌いだけど。今のところ3巻まで発刊されてるんだけど、なぜか書店で2巻だけ見かけない。時期が時期だったりもするし売れてるのかね。まあそんな訳で2巻だけ読み飛ばしているので微妙にイヤーな読後感でございます。

まこという名の不思議顔の猫
ツブログ



ビジネス本とかばかり読んでるのもアレなので、疲れたときは猫本読んで、気持ちをrelaxさせてみたりもするのです。マインドコントロールは大事です。

まこという名の不思議顔の猫→http://scomu.jp/makocat/
ツブログ→http://tsublog.jugem.jp/

それはさておき、家の近所にある猫カフェに行きたくて行きたくてしかたない。
http://www.rien222.com/

村上春樹にご用心/内田樹
神の子どもたちはみな踊る/村上春樹
羊男のクリスマス/村上春樹・佐々木マキ


内田樹さんは、個人的にかなり好きな文体を書く方です。その方が、自分が好きな村上春樹について執筆しているわけですから、これは読まないわけはありませんね。で、なんとなくクリスタル...じゃなかったクリスマスも近いなーとか思いつつ、村上春樹モノを2冊ほど再読。

0 件のコメント: