2008年2月28日木曜日

お昼休みのうきうきショッピング

仕事のお昼休みや、ちょっとした気分転換をしたい時は、なにはともあれ本屋に立ち寄ることが多い。

本当は自分の個人的な趣味でいえばレコード屋や雑貨屋がベストなのだけれど、スーツ姿でちょいと疲れた顔つきでふらりと立ち寄った時に、自分自身の中でその場になじみきれていない居心地の悪さみたいなものが先に立ってしまうせいで、どうにも心の底から楽しめなかったりすることがありまして。なので、その辺の趣味関連に関しては休みの日に思いっきり満喫しようと、街でレコード屋や雑貨屋など見かけても素通りしちゃうケースが増えてしまうわけです。

で、その点、本屋だとスーツでいても不自然じゃないし、ふらりと流し見しつつ並列化していろんな情報を得ることができるし、なんといいましょうか、実に適度に整然さと雑然さが同居していて自分的には無条件でrelaxできるんですね。

で、今日もご他聞にもれず、お昼休みに本屋に立ち寄りまして。

昨年頭に発刊されたもので今更感はあるのですが内田樹「下流志向」と、もう一冊、木戸一敏「なぜか挨拶だけで売れてしまう営業法」を購入。

「なぜか挨拶~」はお客様にモノを売るアピールをする前に自分を知ってもらうことにより売上を促進させようという手法として、著者が「あなたレター」と命名しているセールスレターのアレンジ版について書かれている本で、別段新しいことが書いてあるわけではないのですが、ちょっと最近あらためてセールスレターであるとかブログであるとかその辺の手法を再整理してみようと思いまして購入。 っていうか、「あなたレター」ってネーミングはどうなんだろうとか気になって仕方なかったりするわけですが、それぐらいベタな方がきっと効果があるのでしょう、変に気の利いたネーミングよりも。




で、「下流志向」の方は、ぱらぱらとめくった時にデータに基づく氏の論理展開にちょっと関心を持ったので購入。本の最初の方では、ゆとり教育以降の学生の学力低下について綴ってあるのですが、例えば自分がクラブイベントで話したりする二十歳前後のコ達や、ネット上で拝見できるブログとかをみる限りだとそこまで学力が落ちてるのかなあ、と思ったりしまして。まあ、今の学生全部がネット上で何かを綴っているわけではないし、クラブイベントにくるコ達は音楽やアートに関心があるわけであって、それらを追求していくことにより必然的にそれなりに物事を考えたりする力は育っていると考えてみたりするわけなんですけれども。




それで、なんでそんな今どきの学生たちの学力低下とか自分は気にしてるんだろうとか考えてみたんだけど、おそらく近年自分自身の思考放棄がどんどん加速していってて、このままじゃゴーイングゼロ(最終的には全く考えなくなってしまう状態)になっちゃうよ、とかそんなことを心配しているのか俺は、とか思ってみたりするわけですけど、なにか。ってこの締め方は素敵じゃないな。粋じゃないな。

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