2008年3月19日水曜日

この一日を、DVDに捧げる

本日は公休日。

今日の夜に、コーネリアスのビデオクリップ「SENSURROUND」とライブDVD「from Nakameguro to Everywhere Tour '02-'04」リリースを記念した無料イベントがアップルストア銀座で行われるのだが、先着80名と人数が限定されているので、以前、小山田氏と高橋幸宏氏らがアップルストアでイベントを行った時の朝からの待ち時間云々を思い出し、行く気が失せる。

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そんなわけで家でビールを飲みながらDVD鑑賞をすることに。「SAW4」が今日からレンタル開始ということもあり、近所のビデオ屋でオープン待ちをして即行で借りて帰る。「SAW4」と一緒に、公開時観ていなかった「めがね」とブリグリのベスト盤もレンタルする。
で、「SAW4」。いやー、観終わった瞬間にここまで"ツマラナイ感"が残るとは思わなかった。基本的に自分はこのシリーズかなり好きなので、過剰に期待しつつ観た事は間違いないのだが、ここまで悪い意味で裏切られるとは思わなかったな。
よくこの作品で言われる、"グロい"とか"残虐"とかその辺は全然オッケーなわけだが(実際、お肉とかご飯食べながら観てたし)、とにかくトリック感とかゲーム感が損なわれすぎというか。結局この映画(特に"1")の肝って"いかにびっくりさせてくれるか"が肝なわけであって(と、自分は思っている)、そこが損なわれてしまった挙句、ジグソウさんがどうして誕生したのか、そして"死と生のゲーム"を行うこととなった動機などをつらつらと描かれてもなあ...って感じ。まあラストの原点回帰な締めには笑わせてもらったけど。
前作"3"もトリック感やゲーム感って意味では物足りなく感じたのだけど、それを執拗に上回るスピード感とグロい感で突き進んでくれたんで、あれはあれで笑えたので良かったのだけれど。このシリーズ、5,6と続くわけだけれど、次はあまり期待しないで観ることにしよう。そしたらいい意味で裏切ってくれるかもしれないしね。
あ、あと嫌な予感がしていたラストに流れるXの曲に関していえば、思っていたほど嫌じゃなかった(苦笑)



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と、お口直しって訳ではないが続けて「めがね」を観る。
この「めがね」の前作的作品の「かもめ食堂」はかなり好きな映画でDVD化された時は即行で購入したのだけれど、この「かもめ食堂」を観た際にこの作品を撮った荻上直子監督自体にはちょっと個人的には違和感を感じる部分がありまして。それがひっかかっていたので「めがね」に関しては公開時に観に行くのを控えた経緯があった上で、今日ようやく観ることにしたのですが...。
作品を観終えての感想。「やっぱりひっかかってた部分は間違ってなかったのだなあ」という感じ。
出てくるキャストはそれぞれとても味のある、のほほんとしながらも確かな演技を魅せてくれたし。
海や緑のある風景はとても鮮やかできれいだし。
出てくる食事はどれもホントに美味しそうに撮られているし。
余計なバックミュージックは排除して、調理をするときの音や食事をするときの音、海の音や風の音などどろも気持ちよい響きを聴かせてくれるし。
観終えたあとに残る気持ちよさって点でいえば、彼女の撮る作品は非のつけようなんてまるでない。ないんだけれど、面白さって点でいうと疑問符が残ってしまうんだよね、どうしても。もちろん通して観ていて面白いんだけど、それは"映画としての面白さ"とはちょっと異なるのではないかな、と。そんなふうに思ってしまう訳です。
味のあるキャストや綺麗な自然や、気持ちよく響く音の"味"を生かせるのは監督の才能だと思うし、そういった点でいえばこの作品らを撮った荻上直子監督は"素材の良さ"を活かせる名監督だと思うのだけれど、その一方でその"素材活かし"で喰われてしまってる部分もあるのではないかなあ、と。
そんなことをどうしても彼女の作品を観ていると考えてしまって、気持ちよくその"世界"に入っていけなくなってしまうんだよなあ。



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なんてことをひたすらビール飲みながら、考えていたら。あっという間に休日は終わった。ま、ある意味、贅沢で有意義な休日だとは思う次第です。

*追記*コーネリアスのDVDを買いに行き損ねた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとジグソウ人形がやっぱり欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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