2008年3月1日土曜日

tomoyo'smusic&me



本日、恵比寿ガーデンホールへ原田知世のツアー最終公演を観に行った。

今回のツアーは、彼女にとって活動25周年記念アルバムとなった「music&me」を中心としたもので、追加公演となった本日の公演ではこのアルバムに関わったアーティストが揃いも揃ってゲストで出演するという見応え聴き応えたっぷりな素敵なひと時となった。

あんまり書きすぎると恥ずかしいラブレターみたいな文面になってしまいそうなのでそこは適度に自粛しておきたく思うのだけれど、この日の原田知世嬢の歌声や立ち振る舞いや仕草、そして衣装も含めてなんともくすぐったい気持ちにさせてくれるキュートネスに満ち溢れていて、いやはやあらためて恋に落ちるはめになってしまった。

原田知世嬢について書いてるときりがないので、 この日のみのスペシャルゲスト勢についての話題に切り替えることとしよう。

この日のゲストは、オニキユウジ キセル 鈴木慶一 高橋幸宏 高木正勝 大貫妙子(出演順) と、ずいぶん贅沢な顔ぶれで、登場時は今回のアルバムの提供曲を歌ったり演奏するだけでなくて、自身の曲などを知世嬢と一緒にパフォーマンスしてくれたりとかなり愛とサービス感に満ち溢れたものであった。

中でも、曽我部恵一プロデュースで"W Keiichi"アルバムとなった『ヘイト船長とラヴ航海士』から"LOVE&HATE"を歌った鈴木慶一や、高橋幸宏がドラムを叩いたバート・バカラックの『Are You There?』から、原田知世のリクエストということで演奏されたYMOの"CUE"。

そして原田知世と大貫妙子が1曲の中で交互にヴォーカルをチェンジして歌った"色彩都市"~"彼と彼女のソネット"は非常に温かい幸福感(でも平熱感も携えている)に満ちたスペシャルなひと時だったと思う。

あと、今回の公演はアルバム"music&me"を中心としているので、過去の曲は当然少なめにならざるをえなかったのだけれど、そんな中、前作収録でCM曲にもなった鈴木慶一曲の「空と糸」やブライアン・イーノの"By This River"のカバーなど自分が期待していた曲はほぼ耳にすることができて、その点ではもの凄く満足度の高いひと時となった。

また、以前からアルバムを製作中と発表されていてその時から楽しみにしていた高橋幸宏の新バンド(with 高野寛/高田漣/堀江博久ら)に、ボーカルとして原田知世が参加する、という本日解禁となったアナウンスも嬉しすぎるサプライズだった。あとアンコールで原田知世嬢と一緒に、大貫妙子 鈴木慶一 高橋幸宏の三人がそろって「Moon River(ティファニーで朝食を)」を歌った光景も忘れらないシーンのひとつだったな(因みにこの3人が揃って公の場でなにかやるというのは初めてだったそう)。

と、この日の公演自体はとても満足いくものだったのだけど、開催されたガーデンホールがオールスタンディングだと非常にステージを観づらいことや、開場が押した際のスタッフの手際の悪さがつらくて終演後の疲労感たら相当なものだった。肩は凝るし、足は終始背伸びしたりしてたので張ってるし。この日の音楽がリラックスしてゆったりと豊かに楽しめる素敵なものだっただけに、なおさらこの点だけは残念だった。いつも観にいくRockのライブとかならまた別だったのかもしれないけど、前にここに観にきた時もいろいろストレスを感じた記憶があるから、自分とは相性があまりよくない場所なのかもしれないな。

って、最後の最後に不満のようなことを綴っているけど、こんなのはくっだらない蛇足で、そんな不満を超えた満足感だけが最後には残っていたとっても有意義でスペシャルなひとときだったのです。

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